損失拡大を防ぐ「FXのロスカット」

損失拡大を防ぐ「FXのロスカット」とは?

FX(外国為替証拠金取引)では、為替レートの変動によって大きな損失が出るおそれがあります。そのため、為替レートの読みがはずれた場合、いかに損失をおさえるかが重要です。

 

そこで、為替事業者の中には口座の入金額以上の損失を出さないで済むように、損失を限定するしくみを備えているところがあります。

 

おもにFXでは、「ロスカットアラート」と「ロスカット」という2つのしくみがあります。

損失の警報「ロスカットアラート」

まず、損失の警報にあたるのが「ロスカットアラート」です。たとえば、あなたが証拠金10万円を口座に入金し、1ドル=100円のときに1万ドル購人したとします。為替レートはあなたの読みとは逆に動いて1ドル=95円になり、5万円の損失が生じました。

 

証拠金から損失を差し引いた有効証拠金額は5万円。当初の証拠金に対する有効証拠金額が50%を下回った時点で口スカッドアラートが発生し、警告メールが送信されます。

 

ここで証拠金を10万円追加すれば合計の証拠金20万円に対し有効証拠金額は15万円、150%に回復するので、ロスカットアラートは解除されます。